
洋室のクローゼット(A2タイプ)
南流山弐番街のA2タイプなどの洋室(8.4畳大)には作りつけのクローゼットがあり、その扉は塩ビシート焼付仕上の鋼板製折れ戸となっています。仕上げと開閉時の音などの質感のグレードアップをはかるリフォーム案として次のものをまとめました。
クローゼットの改修(案)
http://www.minami-nagareyama.org/2bangai/reform/closet1.htm
クローゼットの開口部の寸法は高さ210cm×幅149cm×奥行67cm(扉取り付け部の7cmの壁厚を含む)。そしてクローゼットの中に梁が露出していて梁下までの高さは198cmとなっています。
標準品のクローゼット扉が使えればリフォームが容易なのですが、幅149cmに対応するものはなく、特注品は高価となります。このため、フラッシュドアを用いた引き戸が実現性の高いものとなります。
IKEA船橋のショールームのワードローブのコーナーで、組合せて150cmの幅に対応できるPAX & KOMPLEMENTを見て、「ひっとして・・」と50cm幅と100cm幅のフレームの横幅を実測してみると49.6cmと99.6cmです。クローゼット部の横幅149cmを若干越えますが、クロスによる仕上げ代などを考えると、梁に干渉する部分のフレームを加工すれば、IKEAのワードローブを既存のクローゼットの中に納めることも不可能ではないように思われます。
IKEAの製品には下の写真の強化ガラスの引き戸で収納した中味が見える150cm幅に対応したものもあります。既存の開口部とワードローブの上部の隙間の建築的処理を考えればW75xD60xH201cmのもの、2台との組合せにより、近代的なクローゼットに模様変えすることができます。また、W100xD60xH201cmとW50xD60xH201cmのフレームを組合せ、その扉をPAX VIKEDALという全面が鏡の開き戸(50cm幅×3)にし、外出のチェックや、鏡をつかった錯覚で部屋を広く見せる効果も作り出すことができます。*
IKEAのこの製品はハンガーレール、棚板、引出などのシステム化に対応していて日本の同種の製品では考えられない価格設定がされています。計算どおりうまく納まるかどうかはやってみないとわからない寸法ですが、うまくいった時の効果を考えると「やってみる価値がありそうだな」などと考えています。
*: 鏡の案、自分の姿を大きな鏡で見るのは精神衛生上よくないのではないかと思ったのですが、鏡の前にカーテンを吊って使用時のみ開ければ問題ないことに気づきました。

IKEA | 収納家具 | ワードローブ | HOPEN/KOMPLEMENT システム
http://www.ikea.com/jp/ja/catalog/categories/range/10364/10449/

PAX LYNGDAL(引き戸)を適用した場合のシミュレーション

PAX VIKEDAL(開き戸、鏡)を適用した場合のシミュレーション
30年前と同じものが現在も販売されているとは想像しにくいですね。