2009年06月30日

ユニットバスをRenobioにリフォーム後、最初にした省エネ化

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Renobio BYUシリーズ EHUタイプ W1216 (INAX)

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標準でついていた60Wの白熱球

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電球形蛍光ランプ EFD15EL/12-HS (三菱電機オスラム(株))

 下記のblogの記事で書きましたようにモデルチェンジされたTOTOのリフォーム用ユニットバスの1216タイプは浴槽の下部長さが4cm短くなったことから、浴槽の下部長さの長いINAXのリフォーム用ユニットバスを選びました。
 浴室の中で自分の裸の姿を見たいとは思わないため、ミラーはなしとし、標準仕様に対して浴槽をサーモバス、折り戸の幅を出入りが楽なように800mm、シャワーをスイッチ+マッサージシャワー、そして目立たないところですが汚れ低減のためい浴槽の壁の間にオーバーフローガイドをオプションに加えましたが、見た目、実にあっさりしたユニットバスの更新となりました。
 なお、標準の照明器具が60Wの白熱電球であったため、比較的早く明るくなる電球形蛍光ランプにすぐ交換しました。消費電力は54Wから12Wに1/4以下に低減、廊下で浴室の照明をONにして数歩、歩いて浴室の前に立った時は十分、明るくなっていて、色温度も2700Kで、電球を交換したことは言われてもわからない状態です。


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TOTOのマンションリフォーム用ユニットバスのモデルチェンジ(WA、WBシリーズ)は後退・・ 
http://s-nagareyama.sblo.jp/article/27763272.html

収納一体型便器 Pitaの設置(電気編)

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収納一体型便器 Pita (INAX)の設置状況

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既存のコンセントの跡と移設した壁付けコンセント

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コンセントの跡の補修状況

 自動車のような大きな買い物をする時、財布の紐が緩むためか、オプションが同時に売れるといわれます。同様の心理が働いていたようでユニットバスのリフォームを決めると同時に洗面化粧台、洋風大便器のリフォームを決めました。洗面化粧台は四半世紀前の設計でカウンタートップが低くことから使い勝手の向上(腰の負担の低減)、洗濯の予洗いにも使えるボウル部分の大きいもの、そして洗面所のイメージを変えるには洗面化粧台の更新が効果的というものがありました。
 洋風大便器については陶器専用の水アカクリーナーS-184 (LEC)を見つけ、便器内の水アカはきれいにできるようになりましたが、水溜部の奥の汚れがとれないのが気になっていました。そして新しい洋風大便器は節水型となることから、「これからも使えるけれど」と先の自動車のオプションを買う時と同じ心理でリフォームを決めました。収納一体型便器としたのは少し、トイレの雰囲気を変えたかったことがあります。そしてTOTOではなくINAXとしたのは下記の記事で書きましたTOTOの収納一体型便器はジャバラ管対応のものしかなかったことによります。

 上段の写真は収納一体型便器Pitaの設置後の状況です。この写真に至る前に、設備、電気、建築のとり合いとなる部分の処置が必要でした。それを次に紹介します。

 南流山弐番街のトイレに収納一体型便器を設置する場合に考慮しなければならないのが、壁付コンセントが奥の壁から25cm離れた位置にあることです。これはちょうど、収納の扉部分に位置することになります。そこで既存のコンセントの電線ケーブルを収納部内分に取付たコンセントに移設し(中段の写真)、元のコンセントは補修を行い(下段の写真)、新しい便器の取付を完了しました。(既存のコンセントは1口でしたが、便器用とメンテナンス用に2口のコンセントになりました。)

 収納一体型便器を導入される方はトイレ内の既存のコンセントの位置を確認し、リフォーム業者と相談してうまく処理されますように。


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TOTOのトイレ用排水ジャバラ管の問題
http://s-nagareyama.sblo.jp/article/28745997.html

2009年06月27日

洗面所のクッションフロアの見切り棒取り付け

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TESの下のクッションフロアの見切り処置とリフォーム後のクッションフロア

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南流山弐番街の標準仕様のクッションフロア

 南流山弐番街の洗面所はクッションフロア(CF)が全面、貼られ、TESの下もクッションフロアになっています。CFをリフォームする場合、TESの直下のクッションフロアはTESを取り外して貼りかえることが必要になります。TESにかかわる作業は専門家でないとできないため、余計な費用が発生します。そこでTESの周囲に上の写真のように角材を床面に取り付け、これをCFの見切りとしました。(TESの下部のCFは脚の周囲を残して除去しました。)

2009年06月26日

洗面所の壁クロスは抗菌、防かび、汚れ防止機能に

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リフォーム前の洗面所の壁クロス

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リフォーム後の洗面所の同一場所の壁クロス(天井と壁の境の茶色に変色しているのは昔の糊。クリーニング前。)

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リフォームに採用した壁クロス RE-2836(サンゲツ)

 上の写真は洗面所のリフォーム前の洗濯機の上方の壁取り付けの棚を外した状態の壁クロスです。チューリップ柄は南流山弐番街竣工時のクロスで、入居時に当時の管理人から紹介されて壁クロスのリフォームを行ったのですが、この業者、棚を外すのが面倒で見える部分だけ施工したようです。この業者による施工は、後になってコンクリート直貼りのクロスは剥がれてくる、また、手のとどきにくい部分や面倒な部分は以前のクロスがそのまま残っているなど、技術の低いクロス屋であるのにがっかりさせられました。そして目に見える部分も写真のように黒ずみ、洗面所が薄汚れた感じになっていました。
 リフォームに際して、洗面所奥の棚はその下側が天井照明で暗くなり、高さと位置から圧迫感を感じさせることから撤去することにしました*。そして抗菌、防かび、汚れ防止をうたうクロスの表面に薄いフィルムを貼った壁クロス(下の写真のRE-2836)を用いました。リフォーム直後が中段の写真です。
 クロス張り替えにより洗面所全体が明るくなり、薄汚れた感じが払しょくできました。また、選択したクロス、確かに汚れが簡単に落とせ、使っていて気持ちのよいものです。

*:洗面化粧台の並びの壁に影があまりできないシンプルな棚を設けることで計画中。

旧型の洗面化粧台エルシィ(INAX)にリフォーム

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リフォーム前の洗面所(床はカーペットタイルを置き敷き)

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洗面化粧台を新しくした洗面所

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更新した洗面化粧台エルシィ[旧型](INAX)の構成

 モデルチェンジされたINAXのエルィは引き出しの下側に手をかけないと開けられないため、腰を深く曲げる必要があり、引き出しの上端のライン取っ手で開けられる旧型のエルシィをリフォームに採用しました。これを選んだもうひとつの理由として、洗面化粧台を1000mm幅として、750mm幅の一面鏡と250mm幅のミドルキャビネットを組み合わせて1000mmとすることが旧型ではできるのに対して、新型にはこのミドルキャビネットがないこともあります。エルシィは500mmの奥行きで洗面所の通路幅を既存と同じにできますが、収納タイプのミラーキャビネットを選んだ場合、約100mm、ミラーが手前に来るため、狭く感じることからの組みあわせです。
 既存の配管をエルシィに対応させるのに床板に大きく開口を設け、給水管、給湯管は床下内で振り、排水管は洗面化粧台の台輪の中で横に振り、と配管工さんが収まりに苦労をしていました。

 壁クロスを張り替え、洗面所奥の壁取り付けの棚を外してしまいましたが、空間的に広くなった感じがします。この代わりにタオルなどを重ねて置く目立たない棚を洗面化粧台と同じ壁面につけようと品物を物色中です。

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モデルチェンジされたINAXの洗面化粧台エルシィにがっかり
http://s-nagareyama.sblo.jp/article/27973030.html

トイレをPitaにリフォーム

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リフォーム前のトイレ(床面はカーペットタイルを置き敷き)

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Pita(INAX)へリフォーム後のトイレ(床面はクッションフロアが見えている状態)

 南流山弐番街のユニットバスの集中リフォーム工事で私の住処もユニットバスをリフォームしました。一緒に洗面化粧台、トイレもリフォームを行いました。
 洋風大便器の選定については、下記のblogで検討過程を紹介しましたが、(その2)で書きましたように、仮に将来、汚水管の高圧水洗浄が必要な状態となっても便器と接続する既存の配管を使用するPita(INAX)を選びました。
 Pitaの組み立ては初めての職人さんのようで施工説明書を読みながらの作業で、「天板のカットが必要」と大工さんを探しに行ったりで、午後1時から便器の取り付け開始して作業終了が午後5時30分過ぎとなりました。普通の洋風大便器ならば大便器をセットして配管をして1時間もかからない作業です。
 作業を部分部分眺めていて、「施工手順を理解して段取りよくできれば2時間台の作業かな」と考えた次第です。

 以前のトイレは上の写真のように壁面上方に収納棚がありましたが、その中のものを新しい便器の背面の棚の中に収めることで上方の棚は撤去することで棚の影もなくなり、空間的にも広く感じるようになりました。また、便器の前出し寸法がエロンゲートサイズとなることで長くなり、トイレの中での体の方向転換がしにくくなるのではと気になっていましたが、杞憂に終わりました。

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TOTOのトイレ用排水ジャバラ管の問題
http://s-nagareyama.sblo.jp/article/28745997.html
洋風大便器の選び方
http://s-nagareyama.sblo.jp/article/28775152.html
洋風大便器の選び方(その2)
http://s-nagareyama.sblo.jp/article/28944684.html

2009年05月12日

全自動洗濯機と洗濯機用水栓

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TW11(TOTO)に交換した洗濯機用水栓
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標準の洗濯機用水栓(洗濯機の蓋との干渉がわかります)

 コープ野村南流山弐番街の洗濯機用水栓は床から110cmの高さにあり、標準の水栓は壁面からの突き出し長が長いこともあり、全自動洗濯機を設置すると洗濯機の蓋と水栓に接続するホースが干渉する場合があります。
 そこで突き出し長の短い洗濯機用水栓に交換する方法が有効となります。TOTOのTW11GRあるいはINAXのLF-38RHQはウォータハンマー音を低減する昇圧防止機能が吐水口回転部に内蔵されています。しかし、納まりがよさそうなのは上の写真からわかるようにTOTOのTW11(写真)やINAXのLF-50KQのように吐水口回転部がない形状のようです。これらの水栓は万一、全自動洗濯機に接続したホースが外れても緊急止水弁で瞬時に止水する緊急止水弁付です。上の写真は洗濯機のホースの取り回しから吐水口を横に向けていますが、緊急止水弁の機能に支障はありません。

2009年05月07日

洋風大便器の選び方(その2)

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「既存の洋風大便器の上にPita (INAX)の蓋形状を重ね合わせる」の図

 下記のblogで、洋風大便器のリフォームをどうしようか検討していることを書きました。INAXではPitaを設置するトイレの最小設置寸法を幅750mm以上、奥行き1190mm以上としています。コープ野村南流山弐番街のトイレの室内寸法は860mm×1250mmですので、これはクリアしています。しかし、先の記事で書いたように人間の大きさと動作を考えると寸法的に微妙なところにあります。そこでシミュレーションとして洋風大便器の前端に相当する位置に板を置いて足元のスペースを確認した訳です。
 それでも結論がでないことから、INAXのショールームへいって了解を得て、候補となっているPitaの上面の形状を紙に写し取らせてもらいました。そしてそれを既存の洋風大便器の上に置いてみました(上の写真)。この状態で便器先端の空間で体を回転させて足と便器先端の空間、ドアと肩の空間を確認してみました。
 「これだったら許容できるかな」という気持ちになってきました。レギュラーサイズ(既存の洋風大便器C730P)からエロンゲートサイズにすることは寸法的に大きくならざるを得ないことですから・・。

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洋風大便器の選び方
http://s-nagareyama.sblo.jp/article/28775152.html

2009年05月03日

キッチンに窓を (完成)

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キッチンとダイニングを仕切る壁の窓

 キッチンに窓ができました。昼間、自然光で撮影したのが上の写真です。窓の内寸法は高さ62cm、幅22cm、使った板の厚さは14mm(もっと薄くしたかったのですが、強度と薄さ、入手性からこの厚さに・・)で、最初からそうなっていたかのように全く違和感はありません。奥の水栓の部分が明るくなっているのがわかるように、昼間、照明をONにしなくても気にならない程度にキッチン内が明るくなりました。また、閉鎖感もかなり改善されました。キッチン内を隠したい場合は窓の位置に額を掛ければOKです。
 ちょっとしたリフォームですが、なかなか効果的です。

* * * * *

 造作の手順を下記のWebサイトにまとめました。

キッチンの窓新設
http://www.minami-nagareyama.org/2bangai/reform/kitchen-window.htm

キッチンに窓を (基本計画)

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キッチンとダイニングを仕切る壁に窓を造作する位置

 南流山弐番街のキッチンはダイニングとの間に壁があります。壁の上部がなく、キッチンの閉鎖感の低減とLDの広がり感を与える工夫だと思います。しかし、キッチンに居るとやはり閉鎖感があるのは否めません。そして壁のために薄暗くなるため、「窓があればもう少し明るくなり、キッチン用の照明をつけないで済み、省エネになるかな」と窓をつけることにしました。
 窓の幅は石膏ボードの下地の軽量鉄骨の間隔とし、窓下の高さはワークトップの高さ及び、ダイニングのいすの背もたれの高さを考慮して95cm、そして窓の上端の高さはキッチン内にいる人の視線高さを考慮して160cmで計画することにしました。上の写真はイメージを確認するために、およその窓の位置にマスキングテープを貼ったものです。

<< 続く >>

2009年04月30日

洋風大便器の選び方

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リフォーム候補の洋風大便器の前出寸法の位置に合板を置いて検討

 洋風大便器は下記のサイトで床排水式、壁排水式別に適合機種があることをまとめ、それに続いて壁面から便器先端までの前出寸法の検討が重要であることを書きました。

交換可能な洋風大便器(南流山弐番街)
http://www.minami-nagareyama.org/2bangai/reform/toilet-bowl.htm

 前出寸法についてもう少し、詳しく解説します。
 例えばコープ野村南流山弐番街のトイレの室内寸法は860mm×1250mmあります。標準の洋風大便器C730Pの前出寸法は755mmとされます。トイレを使用する場合、扉を開けて中に入って扉を閉めて180°回転して洋風大便器に座って、という手順となり、体をトイレの室内で180°回転する必要があります。肩幅を50cm、腰の幅を40cmとして、大便器先端に足元が接触しないことを考慮して大便器先端から25cm離れた位置に体の回転中心を置くことを考えると、体を90°向けた時の755mm(便器の前出寸法)+500mm(肩幅)→1255mmが最も余裕がない時の寸法となります(扉側は扉が約40mm奥まった位置にあるため、これが足りない分を補っています)。体格のよい人や妊婦の場合、余裕のない寸法といえます。これより、1250mmという寸法は洋風大便器の前出寸法が20〜30mm増えても使い勝手に影響するあまり余裕のない寸法であることが理解されます。
 上の写真はINAXの収納一体型便器Pitaの前出寸法に相当する位置に合板を置いた状態で、これにより扉を閉めてトイレ室内で体を回転させたり、合板の上に座わった後に立ち上がり、扉に頭が近づきすぎないか等の使い勝手を検討しているものです。この検討方法、リフォームを検討されている皆さんにお薦めします。

 先のblogで書いたようにTOTOのジャバラ排水管は基本となる信頼性に懸念があるため、使う気がしません*。そうなると既存の排水管を流用することになりますが、この場合、南流山弐番街のホームページの「交換可能な洋風大便器」でまとめたように標準のC730Pより前出寸法を短くできるものはないことになります。
 「うーん、どうしようか・・」です。



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*: TOTOは「様々な排水心高さに対応しなくても済むことから、製品の種類を減らせ、在庫を少なくでき、経営効率を上げられるという消費者不在の「○○のひとつ覚え」しかできないMBAの声を重視してこのような部品が不完全なまま市場に出てしまったのでしょうが、信頼性がついてこなければ何にもなりません。

2009年04月29日

ユニットバスの排水管にジャバラ管を使った「トンデモ施工」に唖然

 マンションの専有部分のキッチンや浴室などの排水管は定期洗浄を行うことでつまって排水が流れにくくなることを防止しています。
 コープ野村南流山弐番街では、水周り設備のリフォームに対して隠蔽されて配管状況がわからなくなる給排水管の施工状況がわかる写真の提出をリフォーム工事申請書類の提出に際してお願いしています。これにより、届けられた施工写真を見て、唖然としてしまいました。
 ユニットバスの洗い場の排水口のトラップを出たところから排水管枝管までの間がジャバラ管で接続されている状況が写っていたのです。
 ジャバラ管は内部に汚れが付着しやすく、早々に排水が流れにくくなる原因となりますし、強度がなく、耐久性は劣っています。上記の定期排水管洗浄で高圧水ジェットを用いた場合、水漏れを起こす原因となります。そもそも隠蔽部分の横引き排水管として使用するものではありません。
 工事業者は当マンションのリフォームマニュアルに付属の【技術資料】に基づいて施工を行うとの誓約書を提出していることもあり、是正工事を行いましたが、誓約書以前の問題で、設備工事の常識を逸脱した工事を行うリフォーム業者が闊歩していることに愕然とさせられました。
 ユニットバスの計画的更新を区分所有者にお願いしていることもあり、保全関係の当マンションの広報紙『美しい弐番街』として「ユニットバスのリフォームでのご注意」を緊急発行することにしました。

『美しい弐番街』
ユニットバスのリフォームでのご注意
http://www.minami-nagareyama.org/2bangai/bulletin/no68.pdf

2009年04月28日

TOTOのトイレ用排水ジャバラ管の問題

 TOTOはマンションの汚水排水管のメンテナンスの実情を理解して製品設計を行っているか、疑問に思えることがありましたので紹介します。

1. 背景:汚水排水管の高圧洗浄について
 コープ野村南流山弐番街で8階に居住される方からトイレの封水が切れて臭うとの苦情があり、調査の結果、その上階の9階のトイレの汚水排水管枝管と汚水排水縦管の接続部周辺に付着物が厚く堆積し、これが通気を悪くして8階の封水を切って臭いが入る原因となることがわかりました。(堆積した部分を高圧水洗浄することで問題は解消されました。また、2008年の給排水設備改修工事で汚水排水縦管の高圧水洗浄を実施することになったのもこれによります。)
 汚水排水管の管壁に付着したものは猫砂と推定されています。今日、「トイレに流せる猫砂」として販売されているものがありますが、実際は容易に溶けず、上記の問題につながりました。そこで現在、「トイレに流せる」と書かれていても猫砂をトイレに流さないようにペット飼養者に連絡しています。*

2. TOTOのトイレ用排水ジャバラ管
 住処のユニットバス、洗面化粧台のリフォームの機種選定ができ、「ついでに」とトイレの更新も考えています。
 TOTOの「マンションリモデルカタログ」の中でワイドな排水心高さに対応として「排水ジャバラ管」(HP82Sなど)なるものが掲載されています。洋風大便器の壁排水便器は100mm、120mm、148mm、155mmといった様々な排水心高さがあり、柔軟性のあるジャバラを用いることでこれに対応しようという製品です。これを使えるか否かで選定できる便器の種類が異なります。
 高圧水洗浄については今後、絶対不要とはいえず、上記の高圧水洗浄に排水ジャバラ管が耐えられるか、気になりました。そこでTOTOの技術相談室へ問い合わせしたところ、「バンドの部分がそのような力がかかることを想定していないため、高圧水洗浄時はバンドを外して蓋をして行ってください」との返事。
 排水ジャバラ管については、TOTOとして高圧水洗浄などの状況も実験し、大丈夫なことを確認して製品として発売しているだろうと勝手に考えていて「念のために」程度に連絡したのですが、その返事に唖然としてしまいました。

3. 衛生機器メーカーの製品としての責任
 TOTOは「マンションリモデルトイレカタログ」(2009.4)の中で排水ジャバラ管を紹介していますが、適用上の注意事項は一切、書かれていません。一方、マンションの汚水排水管のメンテナンスとして高圧水洗浄の実施は衛生設備の専門家であれば常識であることが期待されます。
 私の問い合わせに対する現在の回答では、排水ジャバラ管は単なるアイディア商品にしか過ぎず、長期にわたって使用される排水枝管として安心して選べません。
 技術相談窓室の電話口に出た方には、重要な問題ととらえ、社内で適切な(消費者)対応をとることの必要性を認識してもらいましたが、実際、どのように対応されていくか・・。


*: コープ野村南流山弐番街は事前申請で問題がないと判断されればペットの飼養が可。

2009年04月22日

キッチンのウォールキャビネットの高さ

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ウォールキャビネットの下端部の高さのシミュレーション

 上の写真を見て、「何だろう?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。
 これはキッチンのリフォーム検討で、ウォールキャビネットの下端部の高さを検討するため、既存のウォールキャビネット(奥行き40cm)の前に段ボールを下端部の高さが想定するウォールキャビネットの下端部の高さ(写真はずれて見えますが、奥のパイプラックとほぼ同じ高さ)となるように取り付けたものです。これにより、段ボールを取り付けた状態で食器洗いや調理、また、水栓の見え方を確認することで、ウォールキャビネットの取り付け高さを事前に検討できます。
 南流山弐番街の標準のキッチンのウォールキャビネットは90cm高で250cmの天井面から隙間なく取り付けられていることから、その下端は160cmの高さとなります。一番下の棚に並べたもので奥にあるものを取り出す時は倒さないように注意する必要があり、それより上の棚にある物品は、キッチンに置いてある作業いす兼踏み台を使う必要があります。ウォールキャビネットの下には138cmの高さにパイプ棚が取り付けられていて洗ったボウルなどを置いていますが、一番、使い勝手のよい高さです。
 海外のハウジングの書籍の写真を見ると、キッチンのウォールキャビネットの位置が低いのに気づかされますが、棚の使い勝手を優先しているためです。最上段の棚はアクセス性から6フィート(約183cm)以下にするのが望ましいと書かれた書籍もあります。
 「たくさん収納できるから」と収納量だけを考えて、最も背の高い90cmのウォールキャビネットの選択を考えていたのですが、私にとって作業に支障のないウォールキャビネットの下端高さ140cm、最上段の棚の高さを180cm(棚の手前のものに手が届く範囲、奥のものには踏み台使用が必要)とすると70cm高のウォールキャビネットが妥当に思えるようになりました。この場合、天井とウォールキャビネットの間に40cmの隙間が空きますが、上面に照明器具を置いて建築化照明とし、既存のキャビネットの奥行き分、天井面を広げることで、LDKの空間の広がり感を増すことができます。

* * *

 段ボールを使ったウォールキャビネットの高さのシミュレーション、費用もかかりませんので、是非、実行され、ご自分で納得できる高さを発見することをお勧めします。
 なお、ウォールキャビネットの下端の高さが160cmであると、開き戸が開いていても視線より高い位置のために気づかず、頭をぶつけて痛い思いをするということもありますので、安全を第一に考えられますように(この面では引違い戸や昇降機能内蔵のウォールキャビネットの方が安全といえます)。

2009年04月08日

空間の感覚とIKEAの利用法

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IKEA新三郷

 住まいの空間を考えたり、家具を選んだりするのに体の寸法のことを覚えておくと役立ちます。
 座った時の腰の幅35cm、肩幅50cm、手を前に出した時の胸から指先までの寸法65cmなどと概略の寸法を覚えておくと、いすの幅は余裕を見て最低40cm、通路の幅は体が左右に振れることを考えて60cm(2人がすれ違う通路幅は120cm以上)、キッチン流し台の正面の壁にレードルなどの調理器具を下げる場合、流し台の前端から壁面までの距離は65cm以下(つまりキッチンの奥行きは65cm以下)というように次々と寸法がでてきます。
 食事をする場合に1人に必要な寸法は幅60cm、奥行き40cmといわれますが、幅については上記の肩幅とひじが軽く外に向く状態、そして隣の人とひじが触れ合わないことを考えると最低限の数値として理解できます。窮屈さを避けるために幅については+10cmが妥当な値ではないかと思います。
 奥行きについては食器などを考えると40cmというのは最低限の数値となりますが、それだけでなく食卓に相対する人との距離感というのも考慮しなければなりません。そして多分に個人の感覚も影響してきます。これは実物がないとなかなかわかりません。
 近くの新三郷にIKEAができたことから、いすなどの寸法の感覚を確認するために利用させてもらっていますが、食卓についてもその展示コーナーへ行って様々な寸法の食卓に座ってみて、私自身の空間の感覚を確認するのに利用させてもらいました。この結果、85〜90cmが私にとって気持ちのよい奥行きで、80cmは少し近すぎ、100cmは少々遠く感じることが確認できました。(会議用のテーブルとしては100cmの奥行きはよさそうですが)
 家具を選ぶ場合、デザインに目がいきがちですが、まず、このような寸法の確認をされることをお勧めします。

2009年04月06日

イスの高さの実験

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イスの高さの実験中

 300枚ほどのレコードが棚を占拠していて、「下部が収納となっているイスはどうだろうか?」と思いついたのですが、『立てて入れる』が原則のレコードでは、レコードジャケットの高さ(余裕を見て33cm)を考慮するとクッション部を除く構造部の高さは37cmとなります。すわり心地を考えると厚手のクッションが必要となり、座面が高くなることを含めてすわり心地が気になります。
 そこで「実験を・・」と手持ちの収納ボックス2個と合板を2枚重ねて37cmに調整し、その上に実験用としてニトリで買ってきたクッション(10cm厚)を置いたのが上の写真です。
 試験用のイス(?)に座ってテレビを見たり、ひざのうえにノートPCを置いて作業してみると悪くありません。そして普段、リビングで使っているイス(karimoku、イスの構造部の座面高さ26cm、クッション厚10cm)の座面が低く、座ったり立ったりの動作に余分なエネルギーが必要なことが気になるようになりました。このイスは、わざと座面を低くして「部屋が広く感じられます」とする訳のわからないセールスポイントで売られるリビング用のイスが多い中で、座面高さが高いことから入手したのですから不思議です。「くつろぐにはダイニング用のイスに比べて低いものがよい」という先入観があって選んだのですが、実験を行ってみて「リビング用のイスだから」といって他のいすよりも座面を低くしなければならないことはなく、「どのような使い方をするのか」が重要であることに気づかされました。

2009年03月29日

トイレのオプションのカウンターについて

 高額商品の自動車を買うと決めた人の心は一種のハードルを越えた状態にあり、オプション部品などを売りやすい心理状態となっていることは、マーケティングなどを学んだ人にはよく知られているところです。
 洗面化粧台やシステムキッチンの本体は同じなのに扉の仕上げの差によって「エッ!」と思う価格差がついているのを見ると「これがこんなにするの? ここで儲けているの?」と思えるものが多くあります。これも上記の自動車のオプション部品と同じ心理戦略と思われます。
 ショールームで85cmくらいの幅に洋風大便器とその側壁にカウンターが設置されているのをしばしば見かけますが、このカウンターのオプションにはいつも「??」と考えさせられます。
 体格によって差はありますが、人の肩幅を50cmと仮定すると、人間は左右に揺れて動きますので、左右に5cm程度動くとすると60cmのスペースが必要となります。壁面に設備されるカウンターの奥行きは10cm程度ですので、洋風大便器がトイレのセンターにあるとすると、カウンターの端と人間との距離はほとんど余裕がないものであることが計算でわかります。つまり、80cmとか85cm幅のトイレにカウンターを設置することは人間の動きを制約(心理的なものも含む)するだけのものとなります。カウンターは掃除をしにくくしますが、何よりも疾病や加齢などで体の動きが思うようにならなくなった時、カウンターそのものが介助などで邪魔になります。
 トイレの幅が100cmを越えるならば、オプションのカウンターをつけても問題とはならないですが・・。

 「広さは七難隠す」

 この言葉は設計計画のあらゆる面であてはまりますが、トイレも例外ではありません。

 「必要最小幅を損なうオプションは入れない」

 このような心構えをして、トイレのリフォームの仕様決定を行う必要があります。
 それにしても同じ会社の中でトイレのバリアフリー商品も販売しているのですから、不思議です。トイレは一度リフォームすると何十年もつきあわねばなりませんので、メーカーも目先の利益を求めるのではなく、消費者の「ものを見る力」を養う製品企画をして欲しいものです。この意味でメーカーもオプションのカウンターについては「幅の狭いトイレでは使い勝手を損ねる可能性があります」などと表示して、高額商品の購入で心理状態がハイとなっていて判断力が薄れている人へ注意喚起して欲しいものです。

2009年03月28日

モデルチェンジされたINAXの洗面化粧台エルシィにがっかり

 モデルチェンジされたINAXの洗面化粧台エルシィが3月28日、柏のINAXショールームで見られるということででかけてきました。
 スライドタイプの引き出しの奥行きが深くなったのは収納力の向上でよいのですが、その引き出しを開けようとして「あ、これはだめだ・・」と思ってしまいました。
 現行モデルはライン取っ手で引き出しの上端に手をかける場所がありますので腰に負担はあまりかかりません。ところが新しい製品は引き出しの下側に手をかけないと開けられません。手をかけるために腰を曲げる必要があり、その角度がみごとに腰に一番負担のかかる角度となっています。そして引き出しの底にあるものを取り出す場合、上体を伸ばして、また、腰を曲げる必要があり、「使い勝手が悪い」としか言いようがありません。
 「ライン取っ手は普及したから、新しいデザインを」という安直なデザイン会議の姿が透けて見えるようです。カタログに「凹凸をなくした手掛け仕様」と書かれていますが、「よくこのような文句を書けたなあ」と呆れます。
 これをデザインした人間は洗面化粧台の引き出しの開け閉めをしたことがないのでしょう。この新しいエルシィの上段の引き出しを開け、引き出しの底のものにアクセスし、閉めるという一連の動作を100回続けたら、何が問題なのか、わかるはずです。
 洗面化粧台のように日常使う製品は、人間工学に基づく設計を核としてそれにデザインが乗ってくるものです。新しいエルシィは初代のエルシィのデザインの肝となるものを失ってしまいました。
 仮にこの新しいエルシィを選ばれるのでしたら、腰の負担を軽減するために、上段の引き出しの上部に取っ手(市販で薄手の目立たないものがあります)をつけることをお勧めします。

洗面化粧台『L.C.(エルシィ)』4月1日発売
http://www.inax.co.jp/company/news/2009/010_equipment_0217_388.html

【追記】
 新しいエルシィは化粧台本体の価格こそあまり変わりませんが、ミラーキャビネット(照明、コンセント付)をはじめ、周辺キャビネットの単価は高くなり、ミドルキャビネットなどの選択できるオプションは少なくなり、さらにエルシィの魅力のひとつとなっていたシステム洗面化粧台ともいえる間口にあわせて加工が可能なカウンターはなくなり、製品の魅力は大幅に減少しました。
 6月末まで受注可とのことで、モデルチェンジ前のエルシィで洗面化粧台を更新することにしました。

2009年03月24日

INAXの洗面化粧台エルシィのモデルチェンジ

 南流山弐番街の洗面所の幅は124cm、標準の洗面化粧台の奥行きは49.5cmで通路幅は約75cm。洗面化粧台の奥に洗濯機パンがあることから洗濯機の幅(全自動洗濯機で60cm)とそれを持つ手の寸法を考えると、洗面化粧台の更新は標準と同じ奥行か、5cm増しの55cmまでのものを選ぶのが安心です。
 INAXのエルシィは50cmの奥行きで掃除のしやすさも含めてよく考えられた設計で、価格が少々高いことは気になりますが、更新の候補としている洗面化粧台です。収納容量が気になっていたのですが、モデルチェンジで4月1日に改善された製品が発売されます。実物を早く確かめたいものです。

洗面空間をスマートに使えば、住まいはもっと快適になる
洗面化粧台『L.C.(エルシィ)』4月1日発売
〜「お手入れ」、「収納」、「デザイン」がさらに進化しました〜(2009年02月17日)
http://www.inax.co.jp/company/news/2009/010_equipment_0217_388.html

【実物を見てきました】
モデルチェンジされたINAXの洗面化粧台エルシィにがっかり
http://s-nagareyama.sblo.jp/article/27973030.html

2009年03月22日

TOTOのマンションリフォーム用ユニットバスのモデルチェンジ(WA、WBシリーズ)は後退・・

 TOTOのマンションリフォーム用のユニットバスは2月にモデルチェンジされてWR、WM、WPシリーズがなくなり、WA、WBシリーズとなりました。(2007年8月発売のWHシリーズは存続)
 商売している訳ではありませんが、福祉住環境コーディネーター検定試験(2級)に合格していて、その目から見てTOTOのモデルチェンジは後退としか思えない次の3点があります。

(1) 浴槽下部長さ
 (南流山弐番街のユニットバスのリフォームに適用可能な)1216サイズでの比較ですが、浴槽下部長さがWRシリーズの101cmに対してWBシリーズが97cmで4cm短くなりました。1216サイズのように浴槽に入って脚が伸ばせるか伸ばせないかギリギリの寸法では、数cmの差が入浴した時の足元のゆとり感に大きな差を生みます。
 現在の日本人の若者の平均身長は高くなり、足の長さの身長に対する比率も高くなっています。このため、浴槽に入った時の足の窮屈感を低減するには、当然、浴槽下部長さをキープしなければならなかったはずです。それがモデルチェンジで短くしてしまったのは「TOTOの設計は何を考えているのだろうか?」です。(ユニットバスの更新は南流山弐番街と同様に他マンションでも必要となり、そのサイズは1216が多いであろうことから、非常に重要なサイズと認識する必要があるのですが・・)

(2) 浴槽の深さ
 モデルチェンジで浴槽の深さが50cmから53cmに深くなりました。記憶ですが、以前のモデルチェンジでTOTOは「浴槽のまたぎ越え性を高めるため、浴槽の深さを浅くしました」といった説明をカタログで紹介していました。浴槽の深さを深くすることはまたぎ越え性の低下に直結します。高齢者比率が高まる日本の現状を考えると時代に逆行しているとしか、いえません。これも「TOTOの設計は何を考えているのだろうか?」です。

(3) 浴槽の縁の形状
 WM、WRシリーズでは洗い場の空間を広げるために浴槽の縁の洗い場側をえぐったデザインとなっていました。1216のように寸法的に余裕のないユニットバスでの洗い場の使いやすさを考えると、実に合理的な設計です。これがモデルチェンジでWPシリーズと同じ直線の縁となってしまいました。

 何か、TOTOの製品化の意思決定機関の中に旧来の入浴方法に固執し、人間工学に無頓着な人物がいるように思えてなりません。

 INAXのマンションリフォーム用のユニットバスのリノーヴァのW1216は浴槽下部長さ101cm、浴槽の深さ50cmで浴槽の洗い場側の縁はTOTOのWM、WRシリーズと同じ凹ませた形状となっています。

 TOTOのモデルチェンジ前は、ユニットバスのリフォームはTOTOで考えていました。しかし、上記のようながっかりさせるモデルチェンジだったため、「敵失」という感じでINAXを使うことをほぼ、決めました。
 TOTOにはモデルチェンジの誤りに早く気づいてもらい、WR、WMシリーズのよさを復活させて欲しいものです。

新シリーズ『スプリノWAシリーズ』2月23日(月)新発売 (TOTOニュースリリース:2009年2月12日)
http://www.toto.co.jp/company/press/2009/02/12.htm
新シリーズ『もっとひろがるWBシリーズ』2月23日(月)新発売 (TOTOニュースリリース:2009年2月16日)
http://www.toto.co.jp/company/press/2009/02/16.htm